剱岳 白の記憶 PART3


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PART2はコチラ


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剱の壁。




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一服剱には一組のご夫婦がいた。

どうやら彼らはここまでで
ゆっくりそれを眺めて戻るらしい。

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# by inouewood | 2015-08-30 02:36 | 山のこと

剱岳 白の記憶 PART2


PART1はコチラ


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13時55分

剱御前小舎。




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別山を踏んできた人や新室堂乗越方面からやってきた人がここで合流するので
小屋の前はかなりの人でごった返していた。

ここで軽く昼食をとる。
寒さにやられそうなので長居はせずに出発する。

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# by inouewood | 2015-08-28 20:24 | 山のこと

剱岳 白の記憶 PART1


アルプスの主峰でアイロンを掛けるという行為に情熱を傾ける男たちがいた。

北岳槍ヶ岳常念岳・・・そして男たちのパッションが次なる向かう先

それが




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剱岳。


最初にそのアイロニング山行を計画したのはもう3年も前の話になる。

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# by inouewood | 2015-08-26 21:54 | 山のこと

映画『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』はどうだ


やってまいりましたスパイ大作戦の最新作です。




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個人的にはそこまでお熱なシリーズではないのですが、今作はエンタメ度がバカ高くてもう最高でした。これまでの作品と決定的に違うのはやはりコメディ要素なわけですが、そもそもこのシリーズにその要素が必要なのかどうかという問題は、サイモン・ペッグのフル活用に成功した事で「必要」という事になるのでしょうね。まさか彼の笑いがこのシリーズにここまで浸透するとは思っていなかったので嬉しい誤算でもあります。どうしてもこのシリーズはトム様の映画という枠に縛られがちですが、今作は相当「チーム」を意識していて、それぞれのキャラの有効活用という面でも見事にハマっておりました。ああこれ以上、このシリーズに何を望むのか。もうないですよ。それくらい完成された作品になってると個人的には思いました。

(以下、ちょっとだけネタバレあり)
さて、肝心要のトム様は御年53歳。まだまだ体張ってます。相変わらずイーサン・ハントはドMです。そして彼もS・ペッグのお笑いに巻き込まれるわけですが、なんだかそれが新鮮でまた良いんですね。まだまだ60歳までイーサンやってほしいものですね。多忙を極めるジェレミー・レナーはさすがに控えめな出場ですが、安心安全のその存在感はもはやこのシリーズには必要不可欠かと思います。個人的には『アベンジャーズ』のホークアイよりも、こちらのブラント氏の方が彼らしくて好きですね。往年のファン向けのビング・レイムス配役も嬉しいですし、S・ペッグについても前述の通り。最近になって個人的確変中(特にウッディ・アレン作品)のアレック・ボールドウィンもい味出してます。やっぱ彼ね、優しいんですよ(笑)。もういい人オーラが滲み出すぎです。ラストも彼の良い人スマイルで持っていきますからね(っていうかアレをラストに持ってくる事自体がオシャレ)。そしてなんて言っても一番の驚きはレベッカ・ファーガソンなわけですが、『ヘラクレス』でみせた野性味はどこへやら、もはや別人的な印象しかありません。これまでのシリーズのメイン女性枠の中では群を抜いて素晴らしい存在感です。次回作で戻ってきてほしいくらい。そんなこんなで、今回の「チーム」はホントお見事なんです。

とにかく(笑いも含めて)最高だったカーチェイスだけでも1800円払う価値のある映画ではないでしょうか。
ど真面目路線にシフトしたライバル007を受けて、「じゃあ、うちはこっちでいきますけど?」的に、あくまでもエンタメとしての洗練に全力を注いだ英断に、僕は拍手を送りたいです(勝手に送れよ)。これぞエンターテイメント。しつこいけど何回でも言いますよ。これがエンターテイメントです。
# by inouewood | 2015-08-23 22:20 | 映画のこと

映画『ジュラシック・ワールド』はどうだ


やってまいりました
93年に映像革命を起こした名作。正統な続編です。





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いやそれにしても、最初は「なぜ今??」なんて思っていたものですし、正直観ようとも思っていませんでした。
それがね、製作が最近絶好調のあのレジェンダリー・ピクチャーズですよ。「じゃあ、観るか。」ですよ(単純)。ダークナイト3部作やハングオーバー3部作などを成功させ、尚且つC・ノーランやZ・スナイダーあたり個性の強い監督と密な関係を続けるセンス抜群の製作会社なわけですね。関係悪化によりワーナーブラザーズとの共同製作は終了してしまったようですが、最近でもあのハリウッド製『GODZILLA』を見事に復活させた手腕をユニバーサルが黙って見過ごすわけがありません。2作目3作目で完全に崩してしまった『ジュラシック・パーク』という唯一無二のブランドを復活させるなんて、レジェンダリーのトーマス・タルには容易いもんでしょう。

さて、実際のところどうだったかというと、素晴らしいですよ。ホント、そこそこいい歳した自分がこんなに楽しめるとは思ってもいなかったのでね。とにかくアトラクション度が高く、エンターテイメントとして高次元で完成されている印象で、何ていっても評判がイマイチだったシリーズの『2』と『3』を無視している大胆な設定と、1作目への強烈なリスペクトが込められた序盤の展開は往年のファンもニヤける事間違いなしでしょう。1作目では小さいクセにリアルな恐怖を観る者に植え付けたラプトルが、今作ではとっても可愛い存在に変貌しているあたりは見事な設定の転換だと思います。まあ恐竜についてはこれくらいに。

個人的にヒットしたのはやはり演者のみなさん。最近ノリノリのクリス・プラットの汗臭さはさすがですが、それが霞むほどにどハマりしていたのがブライス・ダラス・ハワードですね。もうこの手の”イタイ”役をやらせたら彼女の右に出る者はいないでしょう。まあ自分はいつも彼女にそれを期待しているので余計際立って見えてしまうわけですが。さらに、SF映画における”強い女性”の象徴ともいえるタンクトップ姿にも何故か笑いがおきてしまうのは彼女のツンとした役柄が生む面白さからなのでしょうね。いやアッパレでした。
そして子供たち。タイ・シンプキンス君とニック・ロビンソン君のゲーム世代らしい反応や身のこなしは、さりげなく緊張感を外す作用として完璧に役割を全うしています。大人をも笑わせるわけですからね、なかなかやりますよ彼らは。他にも若干マイケル・キートン化していたビンセント・ドノフリオの教科書通りの悪役っぷりはもう分かりやすくて良い(笑)。やっぱね、こーいう嫌な奴の設定は変に捻らなくていいんですよ。結局みんなドノフリオの行く末に「ヒャッハー!」だったわけでしょう。笑

そんなこんなで、あらゆる設定が王道でありながら、それを改悪する事なく”イマドキ”なエッセンスのみを注入した誰もが楽しめるアトラクションムービーといったところでしょうか。
最も短く且つ分かりやすい言葉でこの映画をまとめると「安心」だと思います。観終わって真っ先に出た感想がこの二文字でした。・・・ならこの無駄に長いレビューも「安心出来る映画です!」の一行だけで終っちまうじゃないか!!あ、失礼しました。
# by inouewood | 2015-08-23 00:21 | 映画のこと