カテゴリ:島のこと( 12 )

神津島の4人 【3日目:ゆうゆう散歩と解散】


【1日目:合流と弾丸観光】
【2日目:天上山 ①仙台池と裏砂漠】
【2日目:天上山 ②裏砂漠と表砂漠】
【2日目:天上山 ③不動池と下山、その後】



10月9日(木)

最後の朝食を堪能すると
ダラダラ片づけをして8時30分に宿を後にする。

このすぐ後に団体様がやってくるらしい。

ありがとう、お母さん。



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さて
この後の予定は特にない。
お昼の出航までは各自自由行動だ。

キム兄はひとり釣りへ出かけた。

残りの3人は街中をゆうゆう散歩。

行きの船で撃沈したオキさんの酔い止めを買いに、とある商店へ。



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そちらでのひと騒動。

カジさんが瓶ビールを購入し、栓抜きを借りようとすると
店員のおばあちゃんが栓抜きを見つけられず。
もう一人のおばあちゃんが奥から出てくるも、それでも見つからず。
挙句の果てには売り物の栓抜きを袋から出そうとするもんだから
「いやいやいやいや!!」と、3人全力で止めに入った。

最終的には我々3人を含めた5人がかりでカウンター中を調べる。
結果はペン立てに差さっているのを僕が見つけて一件落着。
「私たちより店の事知ってるわ(笑)。」とおばあちゃん達。
そんなアットホームなリカーショップKAWAIさんであった。

・・・・。


今日も平和な一日である。


・・・・。


その後も神社に寄ってプラプラ。



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道中、カジさんに

「加山雄三っぽく撮ってくれ。」

と、頼んで撮ってもらった僕。

しかし
自分で言っておきながら
僕は『ゆうゆう散歩』をまともに観た事がなく
何が加山雄三っぽいのか、全くわからなかった。



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プラプラ。



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11時過ぎには港へ。

カジさんは釣りに没頭するキム兄と合流。
僕とオキさんは待合所の座敷でゴロゴロ。

12時前になると港が慌ただしくなる。
下田行きの船がやってきた。



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一足お先に
オキさんはこの船で帰る。



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釣りで少し仲良くなったカップルも同じ船のようで
僕たちも安心してオキさんを見送った。


さらば、オキさん。

彼と次に会うのは、また来年か。笑



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島での別れというものは

やはりどこか寂しいわけで。



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その一時間後に
我々も『セブンアイランド虹』で、あっという間の帰路につく。

さらば、神津島。



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こうして

今年の島旅は終わった。


肩肘張らない、自由な旅。自由なメンツ。


こんな旅なら、何回でも。



「来年はどの島にしようか。」

昨年同様、東京からの帰りの車中でそんな話になった。

御蔵島か、それとも八丈島か。

はたまた、アルプス遠征の予定をつぶして、2島を狙うか。

ゆるい。ゆるすぎる。

こんなんだから、剱岳山行予定が3年連続で中止になるわけだ。


まあでも、それも我々らしいか。


そんな旅なら、何回でも。



おわり
by inouewood | 2014-10-30 00:18 | 島のこと

神津島の4人 【2日目:天上山 ③不動池と下山、その後】


【1日目:合流と弾丸観光】
【2日目:天上山 ①仙台池と裏砂漠】
【2日目:天上山 ②裏砂漠と表砂漠】




表砂漠にて。

もちろんここでも休憩をとるわけだが
今度はちゃんとした食事休憩だ。

『藤谷ベーカリー』で大量に買い込んだパンを一気に消化する。



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さて
既に”もったいない”ゲージが溜まってしまっている私。

「実はもう、お腹いっぱいなんですよね。」

と、僕は正直に皆に伝えた。


すると

「実は、俺もなんだ。」

と、キム兄。

さすがは”もったいない登山”提唱の同志。

その精神を忘れる事はない。


・・・・。


そんなこんなで過ぎていく表砂漠の時間。



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まだまだ先は長い。

12時30分に再開。

最高地点へ寄り道して不動池を目指す。



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そう。
ついさっきまで、本当に最高地点へ寄る気はなかった。
キム兄もカジさんも。

それくらい我々にとって山頂は特別なものでもなんでもないという事で。
もう、これだけ満たされてしまったら、そこは必要ないのだ。



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しかし
今回は”もったいない登山”に何ひとつ免疫のないオキさんがいる。

「最高地点は行かせてよ!」

無理もない。むしろそれが普通だ。

人に我々の価値観は押し付けない。
それが”もったいない登山”のポリシーでもある。

今日は、彼のために最高地点へ”寄り道”するのだ。



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実際
最高地点に着いても、山頂標の写真すら撮るのを忘れていた。

そこで唯一撮った写真は
思いのほか高所に位置していて驚いた神津島空港のそれだ。笑



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再び最高地点分岐にまで戻る。

不入ガ沢方面に行けばすぐに下山口なのだが
本来の目的通り、不動池方面をグルッと回る事にする。

最高地点を拝めたオキさんもご満悦だ。



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13時

不動池。



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ここはパワースポットでもあるらしい。

あまりそれに縁のない僕はここでたっぷりと拝んだ。

その後にやってくるのは、猛烈な寂しさ。

それは、ここがパワースポットだからか。
それとも、山旅の終わりを意識したものか。

答えは、神のみぞ知る(大袈裟!)



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後は大きく円を描くように歩き、下山口を目指すのみ。


相変わらず目の前に広がるのは、呆れるほど美しい大自然。

気分はもはやウィルダネス。

最高のトレイルだった。



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13時40分

不入ガ沢。



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さようなら山頂。



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一気に高度を落とすと
そこはようやく島らしい樹林歩き。



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そのまま登山口を抜け、歩いて宿まで戻る。

15時15分頃

個人的メインイベントは終了した。


・・・・。


さて
我々の2日目はまだまだ終わらない。

30分ほど休憩すると
荷物を入れ替えて今度は神津島港へ向かう。

お次は釣りである。



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僕はといえば
もちろん30分ほどで飽きてしまい、プラプラしていた。

暗くなっても続けるメンバーをよそに
18時を回った頃、皆が釣った魚を手にひとり宿へ引き返した。

お母さんは快くその魚たちも料理してくれた。


夕食時間を少し回った頃に皆も帰ってきた。

魚づくしな夕ご飯で腹一杯にすると
男たちは再び神津島港へ。

彼らの戦いはまだまだ終わらない。



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結局、これもすぐに飽きてしまった僕は
21時前にひとり宿へ引き返した。

部屋で横になっていると
23時頃にオキさん、深夜にキム兄とカジさんが戻る音を聞いて
僕は一足お先に眠りに堕ちた・・・。


-つづく-
by inouewood | 2014-10-25 10:19 | 島のこと

神津島の4人 【2日目:天上山 ②裏砂漠と表砂漠】


【1日目:合流と弾丸観光】
【2日目:天上山 ①仙台池と裏砂漠】




その時

3人の男はひとりの男を見守っていた。



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キム兄が疾走する。

恐らく、彼は無心で駆け抜けている。



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この不思議な大地が与えるエネルギー。

そりゃ走りたくもなるさ。


分かる、分かるよキム兄。



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そして、何故か彼は
再びダッシュでこちらに戻ってくる。

いいのに・・・。笑

その姿は動画で収めたので
機会があればアップする事にしよう。



今度は4人揃って踏みしめる。



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振り向けば
僕たちは違う世界に迷い込んでしまったのかと錯覚する。

ここはどこだ?

月か?


いや、天上山だ。



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道なりに進むと
目の前に広がるのは
もはや500m峰の域を超えたスケール。



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ここの右手には裏砂漠展望台がある。
折角なので寄り道しよう。


地形上、風が一段と強くなる。
皆、一斉にレインウェアを羽織った。

眼下に広がる海を拝みながら
もちろんここでも休憩だ。



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10分ほど休んで先へ進む。

この先は
新東京百景展望地に寄り道してから表砂漠へ。


・・・・。


実は
僕は既に裏砂漠でお腹がいっぱいだった。

これ以上の感動は、本来であれば”もったいない”ところまできていたのだ。

どこまでも欲のない男。


そして
そんな精神状態の後にやってくるこのロケーション。

そこはもう、完全にアルプスのどこかだ。



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見事すぎて、完全胃もたれ突入。

実際、この辺から僕の口数は一気に少なくなる。



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11時40分

新東京百景展望地。



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残念だが
その展望を拝んでも、本当にこれといった感情は湧いてこなかった。



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振り返ると、表砂漠が見える。

ああ、早くあそこへ行って休みたい。



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・・・・。



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・・・・。



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・・・・。



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12時

表砂漠。



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-つづく-
by inouewood | 2014-10-19 00:20 | 島のこと

神津島の4人 【2日目:天上山 ①千代池と裏砂漠】


【1日目:合流と弾丸観光】


10月8日(水)


「天上山行くなら登山口まで送っていくわよ。」

民宿にて朝ご飯を食べていると
お母さんのそんな優しさにまた触れる事になる。

遠慮なく車の飛び乗ると
8時40分に黒島登山口へ。



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杖の貸し出しが充実しすぎている。
折角なので、ひとり一本ずつ拝借。


9時スタート。


この時点で既に500m峰とは思えない出で立ち。
それと同じくらい不思議な感覚にさせられるのは
山を覆うハイマツ帯の中で、堂々と共存するシダの群れ。



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町を見下ろすと海。
これも島ならではの風情か。



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一合目から山頂一帯に入る十合目までは
各合に標識と小さなベンチが設置されている。
十合目標識までは約50分。
早くもこの雰囲気に酔わされている男たちは
その全ての地点で休憩をとるという無駄をかます。



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いまひとつ、晴天とは言えない空。

若干の落胆が見えるメンバーに
「これくらいの天気の方が、より砂漠感が出るはずだ。」
と、僕は声をかける。

我々の本日のハイライトは、そんな裏砂漠にある。

もう、ワクワクが止まらない。



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少しずつ姿を見せる岩肌。



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10時

十合目着。
ここから、山頂一帯の周回コースとなる。



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軽くひと登りすると
その窪地(火口跡)にある千代池が現れる。

想像以上に美しく
皆が下りた後も、僕はしばらくこのロケーションに見惚れていた。



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折角なので、ここで軽食タイム。
とは言っても、歩き始めてまだ1時間半。
いったい何回休憩をとるのだろう。



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ここは10分ほどで出発。
出現する背の高い樹木の中を潜り抜けると、再び目の前は大きく広がる。

この先が砂漠分岐となる。



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直進すると表砂漠、右に曲がると裏砂漠。
とりあえずはまず裏砂漠へ向かう事にする。

振り返るとキム兄とオキさんがついてきていなかった。



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どうやら、トカゲを発見し戯れていたようだ。


平和な一日である。



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少し進むと次の分岐。

そこから望む景色は
まるで稜線上から拝む2000m峰のようで。



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しばらく歩くと
草原帯はいつの間にかガラッと姿を変える。

そして、ここを越えると



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10時47分

裏砂漠。



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自然美に圧倒される4人。

言葉も出ない我々の耳に響くのは、襲い掛かるような風の音。

一足お先に、キム兄がその地へ足を踏み入れる。



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すると彼は

何かを感じ取ったのか

全速力でそこを駆け抜けていった。



-つづく-
by inouewood | 2014-10-17 18:34 | 島のこと

神津島の4人 【1日目:合流と弾丸観光】


10月7日(火)

朝。

3人の男たちは今年も竹芝へ向かっている。

昨年の式根島に魅了された3人。
そこから始まった”1年1島”という計画。

「次はどこの島?」

そんな話をしていたその式根島から一年間、僕は神津島を推し続けた。

その地へようやく・・・。


蓮田SAで休憩していると
「船の待ち時間で食べる」との事で、キム兄が吉野家で牛丼を買っていた。

(なるほど。)と思った僕とカジさんだが
我々はコーヒーとスナックのみ購入して車に乗り込んだ。

そこから約1時間。
まだほとんど人のいない竹芝客船ターミナルに到着した。



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今回は朝発のジェット船。
仕事上がりに直行した昨年と違って、今年は悠々とした現地入りだ。

チケットを引き換えてようやく一息。
キム兄が冷めた牛丼を食べている横で
僕とカジさんはすぐ近くで買った、すき家の温かい牛丼を頬張っている。


・・・・。


8時30分発のジェット船に乗り込むと、後は寝るだけ。
前日が台風だったこともあり、海はしけっているようだが
この『セブンアイランド愛』はものともしなかった。



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12時

神津島上陸。

お世話になる民宿のお母さんが迎えに来てくれている。

車内では神津島も直撃した前日の台風の話になった。
被害も大きくはなかったようで、3人は安心した。


今回お世話になる、そんな『吉栄丸』さん。



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宿泊者は僕たちだけだった。


さて
この後はもう一人との合流待ちだ。

神奈川在住のオキさんが下田発の船でやってくる。
彼の到着までまだ1時間ほどあった。


東京発組の3人といえば
いつものキム兄とカジさん。それと僕だ。

「オキさんが着いてから昼飯かな。」

そんな事を話していた3人だが
結局はお構いなしで食事に出かけた。笑



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港へ向っていると
キム兄がパチンコ屋の存在に気づいた。



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「行ってみようか。」
という声もあったが、島ライフの贅沢を遙かに超えたその意見は却下された。

・・・・。

お母さんがおすすめしてくれた『まっちゃーれセンター』隣の食堂へ。
そこで食べた付け丼と天ぷらがとてつもなく美味かった。

お酒も入り、ボヤボヤしていたらいい時間。宿へ引き返す。

見上げると
明日のメインでもある天上山がドンと佇んでいる。



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宿に戻った数分後
オキさんが再度迎えに行っていたお母さんと共にやってきた。

これで全員集結。



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さて
ここでようやく初日の打合せ。
実は何も決めていないのだ。

「とりあえずレンタカーじゃないか?」
初日のうちに行きたい所へ行ってしまおうと話はまとまった。

すると、お母さんが
「歩いてくと時間掛かるから、レンタカー屋さん呼んであげる。」
と、電話であっさりと迎えを呼んでくれた。
なんと楽チンな。至れり尽くせりである。

レンタカー屋に到着したのは14時30分。
レンタカー屋が閉まるのが17時30分。

3時間の勝負が始まる。

既に、何も考えずお酒を飲んでしまった東京発組の3人。
運転手は自然と顔面蒼白のあの男となる。
下田発の船で大いに揺られ、船酔いから解放されたばかりのオキさんだ。

そんな最年長に対して
我々3人は心のこもっていない「すいませーん!」を繰り出し、ヤイヤイ出発した。

スーパーでの買い出し&オキさんの昼食を済ますと
4人を乗せたレンタカーは赤崎遊歩道を目指した。

15時30分



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まるで何かの要塞かのような出で立ちの赤崎遊歩道。
ここのお楽しみといえば、飛び込み。

10月の海に挑む男たちがいた。



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僕とキム兄は見ているだけ。
カジさんとオキさんは5回ほどそれを繰り返す。
2人ともご満悦のようだった。

その後は周辺をフラフラ散策。



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ひと通り堪能した一行は車に乗り込み南へ。

道に迷いながら千両池を目指すと、次第に夕焼けの時間へ。



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残念なことに
ここでキム兄は仕事の電話。

仕方ないので、彼を置いて3人はダッシュで下った。



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やはり、ここへは夏に来たかった。
人の気配を感じない贅沢を感じながら素潜り。

この思いは来年の次なる島へ。



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下りてきた道を必死で登り返し
ゆっくり進む車の横を、僕はダッシュしては撮り・・・



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ダッシュしては撮る。

こんなステキな夕陽を拝むのは久しぶりだな。



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「まったく、写真撮るやつはこれだから・・・。」
と、車中のメンバーは思っていたことだろう。

納得のいく夕陽が撮れたぞ!
と、余韻に浸りたかったがそんな暇はなく
汗だくで車に乗り込み、レンタカー屋へとササッと引き返した。

ここまで見ておいて、日没は見ていない。笑


17時30分ピッタリの帰還だった。


宿に戻って夕ご飯。
その後はレンタカー屋のオジさんおすすめの焼酎を買い出し。

部屋でお酒を飲みダラダラ過ごして初日を終えた。



-つづく-
by inouewood | 2014-10-14 19:28 | 島のこと

神津島 3days

10月7日~9日

昨年から始まった”一年一島”シリーズ。


今年は神津島で3日間。



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初日はレンタカーで弾丸レジャー。

10月の赤崎に挑む男たち。



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2日目はメインの天上山トレッキング。



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裏砂漠がツボすぎてなかなか進まず。



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もはや500m峰とは思えないスケールに感動しっぱなし。



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下山後はもちろん釣り。



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3日目はお昼の出航までフリー。


終わってみると
今年もあっという間だった3日間。

やはり
気を使わなくていい仲間たちとの旅ほど楽しいものはない。

こんな旅なら何回でも。



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来年はどこに行きましょうかね。


詳しくは後ほど。
by inouewood | 2014-10-10 09:37 | 島のこと

式根島とダンスを 【3日目:石彫りと帰還】

・・・その1はコチラから・・・
・・・その2はコチラから・・・
・・・その3はコチラから・・・
・・・その4はコチラから・・・



9月20日(金)

6時30分

スッと目が覚め、朝のお散歩に行こうかとモゾモゾしていたら
そのまま朝食の時間となった。

その後
8時30分頃には次の旅人たちが到着するので
8時には部屋を空けなくてはならない。
この旅唯一のセカセカした瞬間だった。

パッキングを済まし、必要な荷物だけを持って外に出た。
帰りの船がやって来るのは13時40分。
それまでは各自自由である。

先日と同様、3人と2人に分かれた。
もちろんキム兄とマルちゃんは釣りだ。
全員の大きな荷物は、彼らと共に民宿の方が野伏港まで運んでくれる事になった。

僕とカジさん夫妻は
初日に歩いていなかった島の約4分の1(東海岸)を歩くことに。

まず立ち寄ったのは丸根ヶ浜。
草を掻き分け気味に進むと、ドンとそれが現れる。



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やはり誰もいないというだけで
そこはまた格別な空間となる。

貸し切りなら、大の字だ。



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その後は、ぐんじ山展望台を経由して小の口公園へ。

クジラがいる。



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島とは無縁だった僕だが、この旅も終盤を迎えていたこの時
早くも次の島で羽を広げる自分を想像している。

もう、ムズムズしている。

クジラさん。
今すぐにでも、僕をそのまま連れてっておくれ。



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まあ、そんなわけにもいかず
また僕らは歩き出す。

養殖場の魚の群れにやたら食いつき
野伏港でキム兄とマルちゃんにちょっかいを出し
先日の癒し空間・泊海岸へ向かった。



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今日は残りの時間をここでダラダラする。
僕とカジさんの願いでもあった。

そうそう。
先日の釣りの際に、僕はほぼずっと寝転がっていたので
足の日焼けが半端じゃなかった。

とりあえず、クールダウン。



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どんだけ綺麗な水なんだ。
僕のまわりを小さい魚ちゃんたちが縦横無尽に泳いでいる。

そのまま、シャバシャバ歩いていると
カジさん夫婦は既に日蔭で涼んでいる。



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ヒトミさんが金ヤスリを持参していた。
この夫婦、石拾いも趣味だったりする。
ここの石は簡単に削れるので
ちょっとした工作が出来るという情報も仕入れていたようだ。



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お菓子を食べながら、ゴギゴギ。
たまに海上騎馬戦で汗を流す若者たちに見入る。

しばらくすると
あっという間にヒトミさんがモアイ像を完成させていた。

すごい!!
と、唸った僕も負けじとゴギゴギ。

今度は夫婦揃って、モアイ2号3号が同時に完成していた。
速い!!



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っていうか!うまい!!



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僕も黙々と削り続けた。
完成だ!!



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やったー!!

なんだ・・・この妙な達成感は!笑



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なんと、あっという間に12時30分を回っていた。

どんだけ夢中だったんだ・・・。

まだまだ居たかった。
ここで一日ボーっとするのも悪くない。
いつかそれが出来たら幸せだな。

なんて夢を膨らませ、美しい海岸に別れを告げる。


僕たちは野伏港へと戻った。

待合所でパンを貪っていると
次から次へと旅行者が増えていく。

13時を回った頃に
駐在さんと楽しそうにお喋りしながら
キム兄とマルちゃんが戻ってきた。



これでこの旅はおしまい。

帰りのジェット船は
たったの3時間で僕たちを現実に引き戻した。



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夏といえば
山と映画と仕事ばかりで、普通の旅行とは距離があった最近。

それだけに
あまりにも新鮮な3日間だった。


「一年に一回、伊豆七島のどこかへ行こう。」

そんな事を帰りの車中で話していた。

・・・・・・・・・。

(なんだよ。7年もかかるのかよ!!)


まあいい。

その時は必ずやってくるだろう。

ぎこちない泳ぎで、海とダンスを。再び。


その日まで。



おわり
by inouewood | 2013-10-09 23:47 | 島のこと

式根島とダンスを 【2日目:釣りからのシュノ】

・・・その1はコチラから・・・
・・・その2はコチラから・・・
・・・その3はコチラから・・・



9月19日(木)

6時

目が覚めると、両隣の男たちはまだ爆睡。
その向こうにいるはずのカジさん夫妻はいなかった。
朝のお散歩に出掛けたのだろう。

7時に朝御飯なので、それまで僕も外をふらつく事にした。

この日も天気が良い。


歩いてすぐのところにある石白川海岸。

先客がいる。



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近づくと、カメラマンとモデルさんのようだった。
少なくとも、やり取りはそんな感じで
結局、(邪魔かな・・・)と砂浜に下りる事を躊躇した。

そのまま車道をフラフラ歩いて民宿に戻った。


食事を済まして、この日の遊びの準備をすると
8時に釣り具と餌を買いに行き、そのままチャリンコを借りる。

今日の移動はスパッと行う。
一行は野伏港へ。2日目のメインは釣りである。



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港の風は強かった。
すぐに取り掛かるキム兄とマルちゃん。
しばらくすると、彼らは小さい魚を次々に釣り上げる。



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僕はといえば
1時間もしたところで飽きてしまい、コンクリートの上でゴロゴロする。

入港してくる船が現れては、その作業をじっくり堪能。
普段は見れない光景なのでやたら興奮する。
コンテナの積み込み作業がカッコよすぎる。
船から係船柱目がけて紐を投げる姿も、なかなかシビれますね。



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そんなこんなで
時間はあっという間に12時。

お昼を食べに食堂を探す。
チャリに跨り、島の中心部まで戻り、『レストラン大師』へ。

先日のお昼から何故か「カツカレーが食べたい。」と嘆いていた男。
・・・・。
(あるじゃないか!!)
まさか島でカツカレーが食べられるなんて思ってもいなかったので感激。

沢山メニューがある中で・・・・
全員カツカレー。
(どんだけだよ!)
もちろん美味い。

ここで、この後の行程を話し合う。
どうやら、僕とヒトミさんは完全に釣りには飽きていた。
結局、ここで釣り組のキム兄・マルちゃんと一旦別れる事に。
カジさんがこの旅で最も寄りたかった場所に向かう事にした。

僕とカジさん夫婦はチャリでそこを目指す。

泊海岸。



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実は海にはさほど関心がなかった僕も
ここはさすがに唸った。

しかも、こんな美しい海岸に人がいないなんて。
素晴らし過ぎる。

これを見てしまったら
僕たちの望みはひとつしかない。

我々は一度、野伏港に戻り
バトルを繰り広げているキム兄とマルちゃんにそれを伝える。
このまま、彼らとは民宿に戻るまで別行動となった。

カジさん夫婦が持参していたシュノーケルセットを持って
3人は再び泊海岸へ向かった。



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海とは無縁の人生だった僕はシュノーケリング初体験。

サーファーでもあるカジさん夫婦を見習って潜ってみる。

っていうか、海に入るのは10年振りくらいだろうか・・・。



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とにかく水が綺麗で、浅い所まで魚が泳いできている。

カジさんと綺麗な魚を見つけてははしゃぐ。
青い魚。ツノダシのような魚。いろんな魚。
ダイビングじゃないと見れないと勝手に思っていた。

結局僕はすぐに夢中になり、なかなか陸に戻らず。

少しだけ奥の方までいくと、アジか何かの大群が泳いでいる。
最初それを見た瞬間、怖くて逃げようかと思った。笑

ホント、テレビで見た事あるような光景で。
こんな感じ。



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(下手か!笑)


しばらく、僕は彼らを追い続けた。
見事なまでの団体行動である。
そんな集団を見てはもがき、他にも多種の魚を見てはもがく。

そんな泳ぎが下手な僕は
美しい魚たちとダンスを踊っているようで。

僕は夢中だったんだ。



陸に上がると、いつの間にか16時を回っている。

チャリを17時までに返却しないといけないので、ここで終了にした。


陸地では、島の人が海の家を解体している。

「どうだ?綺麗だろ?」

人がいない時期は、海は一段と綺麗になるらしい。
時間も遅めだったので水の量も多く、魚も多く入ってくるようだ。
時期や時間のすべてが適していた、という事か。
こんな良い経験をしてしまったから

(マイ・シュノーケルを買ってしまおう・・・。)
(次は、防水のカメラ持ってこないとな・・・。)

と、このアクティビティーにハマっていく自分を想い描く。

そして僕のダンスは終わった。



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帰りにチャリを返すと、ついでに温泉に寄った。
先日も浸かった『松が下 雅湯』。
時間も時間なので、地元の人が多かった。

民宿に戻る途中で、キム兄・マルちゃんと遭遇。
彼らは夜御飯を済ませた後に、夜釣りに向かう事を決断していた。

実際、彼らは速攻で食事を済まし、パーッと出かけて行った。


20時頃になって、僕たちも様子を見に式根島港へ向かう。

この日は十五夜。

スポットライトの如く、満月の光を浴びる海と小さい島の絵がとても美しかった。



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30分程して、3人は宿に戻る。

結局、この日も22時すら越えられずに、3人共あっさりと眠りに落ちた。


その間、釣り組の2人は壮絶なバトルを繰り広げていたようだった。



-つづく-
by inouewood | 2013-10-02 04:35 | 島のこと

式根島とダンスを 【1日目:唐人津城から】

・・・その1はコチラから・・・

・・・その2はコチラから・・・



11時30分

ようやく遊歩道の入口までやってきた。

ここから普通の山道となる。

そこそこ険しい。
果たしてこれを『遊歩道』と言っていいものか。



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道中に現れる3つの展望台。

マルちゃんは
「どれも景色一緒じゃないっすか!!」
と愚痴をこぼす。

実際はそんなことはない。笑

後から聞いた話だが
この時、彼は予想以上の山道でちょっと萎えていたらしい。

でも、ある地点からそこは美しいプロムナードとなり
しっかり癒してもくれるのである。



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12時40分

唐人津城(とうじんづしろ)に到着。

それが目の前に現れた瞬間、皆が絶叫した。



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それまでの島の風情からは全く想像出来ない変化に皆が唸る。


伊豆七島の中で、最も緑が溢れているらしいこの式根島。

突如姿を変えた、その荒涼とした大地。

高揚した者たちはその向こうへ。


その先に待っているものは



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こんな事って、あっていいのかい。

美しすぎやしないかい。


大地から突如現れては迫りくる水平線。
それは低空飛行の飛行機から眺めているような不思議な瞬間だった。



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腰かけた3人はしばらく動かなかった。

当たり前だ。

こんな景色見せられたら、動きたくもなくなる。



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僕はそこから左手に続く、ザレた峰に向かった。

そこから眺め下ろすと
仲間たちが佇む地点の異様な地形にまた見惚れる。



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夢中でシャッターを切る男。
それをマルちゃんが激写してくれた。



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そこから反対側に伸びる道の先にある峰。

おそらく、そこが式根島の最高峰という説がある。



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そして
当然のように誰もそちらへ向かわない。

そんな『らしさ』は、この日も健在。


これ以上の感動は「もったいない!」のである。


この地でも、そんな”もったいない登山”精神は忘れないのだ。


さて、ここいらでちょこっと補足。
この唐人津城。
名前に『城』と付いているが、お城があったわけではない。
<津城⇒釣城=良い釣り場>と、いう事のようだ。



13時15分

入口の大ウッドデッキに戻る。



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もう、皆は腹が減っている事も忘れてしまっているようだった。

充実の大の字。



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1

・・・2

・・・・・3

・・・・・・・4!!



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気持ちが良いと、バカもいくらかステキに映る。


キム兄もそれに続く。

彼の十八番・新日本プロレス式ブリッジ!!



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なんて美しい反り具合なんだ。

こんなステキなロケーションでこのクオリティ。

ブリッジ冥利に尽きるというものだ。

涙が止まらないよ、キム兄。



がしかし
それを嘲笑気味に見つめる僕以外の面々。笑



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正直、ここは滞在時間が足りなかった。

ここなら平気で一日時間が潰せる気がする。



13時25分

僕らを魅了し続けた唐人津城を後にする。


そしてまた
この遊歩道は登山並みの険しさで僕らを困らすのであった。



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13時45分

一旦、遊歩道を抜けると
次の目的地・神引展望台に到着。



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そこから眺めるカンビキ湾。

これは新東京百景に選定されているとか。

確かにここは美しい。



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ステキな遊歩道歩きもいよいよ終わる。



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そこからは中の浦海岸を経由して車道に出る。

後はフラフラと歩いて戻るだけだ。

途中の商店でお弁当を購入して遅い昼飯。


民宿に戻ってきたのは16時30分だった。



おいしい夕ご飯を頂くと、皆の夜はさすがに早かった。

20時~21時の間に全員が眠りに落ちた。


明日は何が待っているのだろう。



-つづく-
by inouewood | 2013-09-28 02:29 | 島のこと

式根島とダンスを 【1日目:温泉巡り】

・・・その1はコチラから・・・


8時20分

式根島に上陸。

ありがとう。さるびあ丸。



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下りてすぐ、民宿のお兄ちゃんが迎えに来ていた。

「経営者の倅かな。普段は漁師で、今日は休みだから手伝い。
みたいな感じだね。」

と、我らは勝手な妄想でまとめる。

実際、そんな風貌の優しいお兄ちゃんだった。



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部屋に通されると、早くもゴロゴロしたくなる。

えーい。
もう、こうしてやる。



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いくらかダラダラして、「さすがに動こう。」という事で

9時30分

必要な荷物だけを背負って、宿を出る。

初日の予定は島一周ハイク。
この島は一日あれば充分一周できるキャパである。
我々にとってはそれも大きな魅力のひとつであった。


まずは最寄りの温泉へ向かう。

10分ちょっと歩けば、『松が下 雅湯』に到着。



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無料である。
島の人たちは1年中入り放題か。なんてステキなんだ。



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相変わらずのハットスタイルで入浴。
これがまた気持ち良さを倍増させるわけだ。


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気持ちよくなった男たちを止める者はいない。

やはりクライマーというものは
壁が目の前にあると、取り付きたくなるものである。



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充分堪能して、次の温泉地を目指す。

面倒くさくなった男たちは
もう水着姿のままザックだ。



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9月とはいえ、こちらはまだまだ夏。
体なんてあっという間に乾いてしまう。

このすぐ先に
『足付温泉』があるのだが
湯量がやたら少なかったのでスルーした。



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いくらか歩くと、『湯加減の穴』というものが現れる。

その穴に手を入れると
その日の湯温が分かるとか分からないとか。



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今日はぬるめのようだ。



もうひとつの温泉地に出る前に、寄り道してひと登り。

足地山展望台。



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気持ち良さそうだぜ、キム兄。

展望も見事である。
奥の新島がやたら大きく見える。



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登った道を下り、先にある『地鉈温泉』へ向かう。

V字の鋭い谷間がお出迎えだ。



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地面を鉈で切り裂いたような地形、という事で
この名前が付いたようだ。

湯の前まで行くと、先客は一組のみ。
後で分かったことだが、同じ民宿に泊まっていたご夫婦だった。



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湯の足元はなかなかワイルドである。
小砂利とヌルヌルの岩のミックス。

こりゃ、たまらん。



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これで前半戦の温泉巡りは終了。


ここから島の西端を回るわけだが
いよいよ本格的なハイキングが始まる。

ハイカーな僕たちの望むところだ。


しかしこの時

11時20分

良い時間だが
誰もお昼ご飯を仕込んできていない。

「何かあるだろう。」
と皆、高を括って出てきたわけだが

これは間違いなく何もない。


・・・・・・・・・・・・・。


こうして、シャリバテとの戦いが始まるのであった。



-つづく-
by inouewood | 2013-09-26 02:24 | 島のこと