無計画 around北ヤツ~北横岳~

3月頭に
湯西川・川治でのガイド生活も終わり、自由人となっている私。

それ以降、数日家に籠っていると、どうもムズムズしてきてしまい
11日の夜に急遽パッキングして家を飛び出した。


・・・・。


3月12日(土)

夜中のSAで眠りに就くまでは、まだ唐松岳か北横岳かで迷っていた。
目が覚めると、やはり計画性が無さすぎる事、ソロである事を考慮して
いつもお世話になっている八ヶ岳エリアに車を進めた。


スキー場に着いた時はがっつりガスガスだったので
(ああ、今日はダメか・・・)
なんて思っていたわけだが、ロープウェイで上まで上がると
辺りはとんでもないくらい青い空だった。



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土曜日。さすがに人が多い。
これまで休みは基本的に平日だったので、やはり人混みに強烈な違和感。


冬の坪庭は何度見てもキレイだ。
ホント、ここだけでも満足できてしまう。



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北横岳方面へ進路をとり、登山者をごぼう抜きしていく。
ソロだとこれだからダメだ。
本当はゆっくり登りたいんだけど、なんか、こう、人も多いし。
人がいない地点に早く行きたくなってしまうんでしょうかね。



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1時間20分ほどで山頂に。
ここも人が多いので、ちょっと息を整えたら大岳方面に行ってみる事にした。
だが、トレースがない。ラッセル続きは嫌なので、様子を伺いながら私は人混みから消えた。
5分も歩くと、目の前に大岳がドンと広がった。
北横山頂からだと見えないので、ちょっと得した気分だ。

この辺で駆け下りるセルフでも撮ろうと、
セッティングして走り出したら

そのタイミングで腰までズッポリハマるという奇跡。



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おいしい。と、思う反面
右足が抜けずに手こずっていた時間は流石に冷や汗だった。

これを受けて
私はあっさり引き返した。

・・・・。

北横岳ヒュッテまで戻ると、七ツ池に寄り道。
人がいなかったので、ここでお昼ご飯を。



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その後、人が入ってきたのは一組のご夫婦だけ。
彼らがランチタイムを終えてササッと引き返していくと
私は撮影タイムに突入。

最近、インスタグラムで流行って(?)いる
雪原でイナバウアー。
の、はずだったのだが
どうしてもマトリックスになってしまう私。



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そこそこ枚数は撮ったのだが、ここでは一枚だけにしておこう。

・・・・。

さて、ここで時間を使いすぎてしまったわけだが
この後は縞枯山でもピストンしようと、坪庭まで降りて縞枯山荘方面へと向かった。
おそらく多くの人がその2つのルートをセットにしているのだろう。

分岐となる雨池峠までくると、思いのほか時間がなかった。
それでも、行って戻ってきてもロープウェイの時間には間に合いそうだった。

でも、いろいろ考えていたら、なんだか面倒臭くなってしまい
結局ここでも引き返す事にした。

この辺はさすが、私である。笑



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山頂駅に戻ったのは14時30分。

帰りのロープウェイは登山者で満員という異様な光景だった。
10年前くらいに来た時は登山者なんてほとんどいなかったのに・・・。



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さて、下界に戻るとその後の行程を考えていた。

一応日帰り予定で、衣類なども一日分しか持ってきていない。

でも、思いのほか雪の量もあって、なんだかこのまま帰るのがもったいなく感じていた。

霧ヶ峰に住んでいるお友達に連絡をとり、情報収集してみると
気持ちは完全に「もう一日・・・」であった。

なんだか久しぶりの無計画旅だなぁ。

白樺湖で車中泊。

がっつり読書するつもりが、21時には寝てしまった。


つづく



by inouewood | 2016-03-23 01:19 | 山のこと
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