烏帽子岳 雲と月 PART1


シルバーウィークはどうやらとんでもないほど盛り上がっていたらしい。

あちこちの山でも「大渋滞」という情報を耳にした。

僕はといえば
2連休すらない9月を過ごしていた。


・・・・


だから何だって話だが
ひとつ言える事は、この僕が珍しく、山に行きたくてウズウズしていたって事だ。


・・・・


9月と10月を跨ぐ連休が急遽とれた。
ここで行かない手はない。しかし、さすがに今回はソロである。

さて、どこにしよう。

と、職場にあった山雑誌をパラパラめくっていると

「こ、これや!」

その一際シンボリックな山容。

「山頂よりも、山容眺める派」な僕にはこれ以上にない贅沢だった。




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唯一の問題は
そこが北アルプス三大急登のブナ立尾根だという事だ。

私の軟弱且つ疲労困憊の右膝が耐えられるのだろうか・・・。







・・・・


個人的に
北アルプスのソロ山行にあまり良い思い出がない。
なにかしら体のトラブルが起こっている印象しかないのである。

そもそも、ここ数年はアルプスよりも八ヶ岳にゾッコンで
あまりアルプスに特別な感情を抱いていない事も躊躇していた要因でもある。

もう一度、この巨大山域に良い思い出を築いていきたい。

そんなきっかけになれば、今回はそれで良しとしよう。



・・・・



9月30日(水)

夜中に出発し、いつもの佐久平PAで仮眠。
しっかり仮眠がとれるのがソロ山行の良いところでもある。

駐車場の七倉に到着したのは8時前だった。

ここから登山口の高瀬ダムまではタクシーで移動する。
タクシーを使わないと1時間30分も多く歩かなければならない。
そんな事、この僕がしたいわけがない。

しかし、駐車場には登山者らしき人は誰もいなかった。
片道2200円という料金は他の登山者と相乗りで割る事が出来る。本来なら。

「相乗り、アウトか・・・。」

この事である。

まあでも、予想は出来た事なのでさほど落ち込む事もなくひとりでタクシーに乗り込む。


8時50分

誰もいない高瀬ダムを出発する。




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まずはトンネル。




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そんで、吊り橋。
この橋の下、川までは10mちょっと、といったところだが
その昔は50m以上の高さがあったとか。恐るべし土砂の力。




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さて、前述の通り
ここは北アルプス三大急登のひとつ。

正直僕はビビっていた。
フットサルで怪我した足が癒えていない事。持病の右膝の調子が最近悪い事。
更に、もともと体力はない方なので、ある意味トリプルパンチ。

そんなブナ立尾根は裏銀座縦走路の入口でもある。
いつかは僕もどこかと繋げてみたいものだ。




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9時15分

尾根スタート。


さあ、行こうか。




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さて、こちらは道中に「12」から「1」までの表札が順に配置されていている。
大きい数字から始まるというのも、また面白い。

はい。
まずは【12】



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注意。
というほど、危ないところはあるわけでもない。




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ソロなので、写真は撮り放題だ。




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9時44分
(高瀬から54分経過)

【11】




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10時5分
(1時間15分経過)

【10】




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時々、戯れ。




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10時22分
(1時間52分経過)

【9】

と、おにぎりタイム。
(おにぎりセルフに時間使いすぎ)




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10時52分
(2時間2分経過)

【8】




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時折、山が見える。

ペースもなかなかのマイペースで順調である。




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11時9分
(2時間19分経過)

【7】




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11時36分
(2時間46分経過)

【6】




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基本的にはずっと樹林。
でも、とても心地よい森林浴の連続である。

天気も良く、あまり汗ばむ事もない。
むしろ、時折ヒューと吹く風が肌寒いくらいである。

ヒューヒューだよ。




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振り向くと、見えるのは唐沢岳だろうか。
その後ろが餓鬼岳かな?
まあ、よく分からないけど、ひとつ言える事は

いい形してやがる。という事だ。




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12時17分
(3時間27分経過)
この区間、長いな・・・。

【5】




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途中、下山の女性2人組と少しお話をする時間があった。

「昨日は三角点あたりの紅葉が素晴らしかったの!」

との事で、なかなか興奮気味だった。

こりゃ期待できるなと思ってたのだが

「でも、その後とってもスゴイ強風だったの!さっき見たら結構散っちゃってたわ。」

・・・・。

持ち上げて即、落とす。

僕の興味を弄ばされた、約3分間の出来事である。

なんという荒技。これは見習いたい(見習うな)。



12時38分
(3時間48分経過)

そんな三角点。




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そこは、【4】でもある。


そしてまた、おにぎり。




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・・・・



つづく

(安定の進まないレポ)
by inouewood | 2015-10-07 23:55 | 山のこと
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