映画『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』はどうだ


やってまいりましたスパイ大作戦の最新作です。




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個人的にはそこまでお熱なシリーズではないのですが、今作はエンタメ度がバカ高くてもう最高でした。これまでの作品と決定的に違うのはやはりコメディ要素なわけですが、そもそもこのシリーズにその要素が必要なのかどうかという問題は、サイモン・ペッグのフル活用に成功した事で「必要」という事になるのでしょうね。まさか彼の笑いがこのシリーズにここまで浸透するとは思っていなかったので嬉しい誤算でもあります。どうしてもこのシリーズはトム様の映画という枠に縛られがちですが、今作は相当「チーム」を意識していて、それぞれのキャラの有効活用という面でも見事にハマっておりました。ああこれ以上、このシリーズに何を望むのか。もうないですよ。それくらい完成された作品になってると個人的には思いました。

(以下、ちょっとだけネタバレあり)
さて、肝心要のトム様は御年53歳。まだまだ体張ってます。相変わらずイーサン・ハントはドMです。そして彼もS・ペッグのお笑いに巻き込まれるわけですが、なんだかそれが新鮮でまた良いんですね。まだまだ60歳までイーサンやってほしいものですね。多忙を極めるジェレミー・レナーはさすがに控えめな出場ですが、安心安全のその存在感はもはやこのシリーズには必要不可欠かと思います。個人的には『アベンジャーズ』のホークアイよりも、こちらのブラント氏の方が彼らしくて好きですね。往年のファン向けのビング・レイムス配役も嬉しいですし、S・ペッグについても前述の通り。最近になって個人的確変中(特にウッディ・アレン作品)のアレック・ボールドウィンもい味出してます。やっぱ彼ね、優しいんですよ(笑)。もういい人オーラが滲み出すぎです。ラストも彼の良い人スマイルで持っていきますからね(っていうかアレをラストに持ってくる事自体がオシャレ)。そしてなんて言っても一番の驚きはレベッカ・ファーガソンなわけですが、『ヘラクレス』でみせた野性味はどこへやら、もはや別人的な印象しかありません。これまでのシリーズのメイン女性枠の中では群を抜いて素晴らしい存在感です。次回作で戻ってきてほしいくらい。そんなこんなで、今回の「チーム」はホントお見事なんです。

とにかく(笑いも含めて)最高だったカーチェイスだけでも1800円払う価値のある映画ではないでしょうか。
ど真面目路線にシフトしたライバル007を受けて、「じゃあ、うちはこっちでいきますけど?」的に、あくまでもエンタメとしての洗練に全力を注いだ英断に、僕は拍手を送りたいです(勝手に送れよ)。これぞエンターテイメント。しつこいけど何回でも言いますよ。これがエンターテイメントです。
by inouewood | 2015-08-23 22:20 | 映画のこと
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