硫黄岳、本沢。雨のち晴れ。 PART2



PART1はコチラ


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我が家。

幕営。




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フロアレスのワンポールテント。

ようやく、この子と泊まれる。







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一人一張り。


左から
ケイタラスタさんの<Shelt>ハイカーズUL。
僕の<SIX MOON DESIGNS>ワイルドオアシス。
ジュンメンの<Mont-bell>クロノスドーム。
トー・ヤム・クンの<HILLEBERG>アラック。




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僕とケイタラスタさんの家は400g前後でウルトラライト系のペラッペラの住み家。

ジュンメンは2kgくらいの安定のお家。

「見た目と居住性」重視のトー・ヤム・クンの家はヒルバーグ。
なかなか手の出せない高級ブランドなので、3kgオーバーも軽いもんである。


それぞれのテントをまじまじと観賞し合い、程よくして初日のハイライトへと向かう。

小屋から5分ほど登った地点にある野天風呂だ。

僕は3年前に一度訪れている名所。他の3名は初。


しかし・・・

風呂場は人で満杯だった。

「マジか・・・。」皆が声を揃える。

さてどうしよう、とその場で会議を始めると
後ろから更に人がやってきて順番待ち状態。


これは・・・ダメだ。


内風呂にしようか、とりあえず時間をずらすか
と、色々案を出していると

今度は、雨が降ってきた・・・。

とりあえず戻ろうとテント場へ下っていく。

しばらくポツポツだった雨はそのまま土砂降りになった。


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ケイタラスタさんと今後を予測すると
少し経てば止みそうな雨だという意見ですぐに一致した。
おそらく、雨上がり一番を狙っていけば、風呂は誰もいない。

各自テント内で待機した。

僕はいつも通り画像整理中にウトウトする気持ちの良い時間を過ごしていた。
中には、何を勘違いしたのか、夕ご飯をひとり黙々と食べてしまう者もいたとか。


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1時間後。

予想通り、雨は止んだ。


そしてやはり




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そこは貸し切り。

格別な時間。

前回来た時は少々ぬるめの湯加減だったが、この時はまさに適温。


結局、この後も誰も来る事はなかった。


さて、写真を撮ろう。という事になったのだが

トー・ヤム・クンがデジイチをセッティングする。

彼が使いこなすそれはフルサイズでしかもWi-Fi内蔵。
僕はこのWi-Fi内蔵のデジイチが欲しくてたまらないわけだが
さて彼はどんな技を見せてくれるのだろうとワクワクしていると
セッティングを終えた彼を含め全員が風呂に入る。
トー・ヤム・クンは風呂の中でスマホをいじっている。

なんと、デジイチが捉えている絵がスマホに写っている。
まさか・・・Wi-Fiというものは撮った写真をスマホに送れるだけじゃなく
ファインダーに映る絵をスマホに飛ばして、そのスマホでシャッターが押せるとか・・・。

そんな機能があるのか・・・。

そして、そんな一枚。




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これは益々、新しいカメラが欲しくなる。

欲しい、欲しいぞ。

さあ、どうする・・・。


と、いう感じを醸す私。




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Photo by TOH-YAM-KUN


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程よくして野天風呂を後にする。

最高の時間であった。


と・・・丁度小屋に着いた頃だった。


再びポツリポツリと雨が落ちてきたかと思うと

そのまま土砂降りの雨となった。


4人はテントの食糧を抱えて、小屋脇の屋根付き休憩処へと向かった。


この日の夕食はこちらで。




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夕飯は各々で作る。
その最中に大量のお菓子を提供してくるジュンメン。

僕はレトルトのモツ煮とお茶漬けに揚げナスの味噌汁という、定食仕様。

3名が(お菓子以外)何を食べていたのかまではあまり注目していなかった。


辺りが暗くなったところで登場するインフレータブル式のソーラーランタン。

それを膨らます僕。




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Photo by TOH-YAM-KUN


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どちらかというと
最近までは撮られる事を拒否していた自分だが
こうして見てみると、撮られるのも悪くない。いやむしろよい。


さて話を戻すが・・・
今回のメンバーもあまりお酒は飲まないらしい。
「ウイスキーでも買おうかな。」とか数十分前にカッコつけていた僕も
結局ジョッキ一杯でギブアップ。

その後も、いろいろとギアの話で盛り上がった夜だった。

19時を回った頃にテント場に戻る事にする。


雨は止んでいた。


食事中に懸念していた事があった。

テント内部の浸水だった。

なんていっても、僕とケイタラスタさんはUL仕様。
ペラッペラの生地がこの強い雨に耐えきれたのか少々不安であった。

しかも、僕のそれはフロアレス。シートが一枚敷いてあるだけだ。

まあ、ダメだったらトー・ヤム・クンの高級テントに転がり込もうという話でテント場へ戻った。


・・・・


浸水をしていたテントが

一張りだけあった。

しかしそれは

僕でもケイタラスタさんでもなく


安定のクロノスドームを所有する、ジュンメンだった・・・。


・・・・


その展開はあまりにも予想外過ぎて

「おまえかよ!」

と、誰もツッコむ事が出来なかった。



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つづく
by inouewood | 2015-08-12 23:55 | 山のこと
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