当初の予定は八ヶ岳の本沢温泉でのんびりテント泊。 本年度はまだテン泊をしていないので、やたらとそれに固執していた。 しかし 残念な事に天気は味方してくれなかった。 ・・・・ 決断を迫られた2日前。 概ね天気が安定していそうな東北行きを検討する。 咄嗟に思いついたのは秋田駒ヶ岳と鳥海山だった。 ・・・・ 今回の同行者は、僕が山を始めた当初から10年来の知り合い。 が、共に山に登ったのは、知り合って直後の数回以降は、昨年の”アマフェス”のみだった。 まあでもそう考えると (自分はもう10年以上登山やっているんだなぁ。) と、感慨深くもなるものである。 さて、そんな同行者・マコちゃんに行先を促すと 「山頂、行かないんだよね?」 という、意外な答えが帰ってきた。 彼は”もったいない登山”をやる気マンマンだった。 他人に押し付ける事はしない”もったいない登山”というスタンス。 それを理解してくれていたとは。 地図を眺めると、それをより堪能できるのは鳥海山だった。 もう、理解者とそれが出来るなら、テン泊なんてどうでもよかった。 ギリギリでようやく行先は決まった。 ・・・・ 7月9日(木) 早朝に集まったふたりは 交互に運転を変わりながら、東北道~山形道と快調に飛ばしていく。 ずっと雨模様だった空は、月山周辺のトンネルを越えると晴れに変わった。 湯ノ台口の駐車場に到着した時は、予定時間を30分ほどオーバー。 サービスエリアで全く別な事に時間を使いすぎたのだ。 まあその辺の話はまた違う機会にでも。 登山届を書いて 10時40分に出発する。 暑苦しい石畳の道を15分ほど歩き滝ノ小屋を過ぎると最初の雪渓。 天気は残念ながらこんな感じだ。 そこを越えてすぐの八丁坂に。 辺りは花・花・花。 がっつり登りも、立ち止まらされる事多し。 あまり息も上がらず。 ありがとうございます。 12時20分 河原宿小屋跡。 ここでお昼をとっていると これから登るメインの雪渓が少しずつ姿を現す。 20分ほどの休憩の後、出発。 一体、どの辺を歩けば楽なんだろうな。 と、あちこち確認しながら登るが、まあよく分からない。 ひとつ言える事は この雪渓は長い。という事だ。 あそこまで登るのか。 丸々1時間の雪渓歩きをこなしていると ようやくガスが抜ける。 日差しが一気に我々を照らす。 待ってました。 あと少し。 すると 高揚したマコちゃんが急に走り出した。 そして彼は 脱いだ。 その姿はまるで ビーチでくつろぐ やり手のサーファーのようだった。 ・・・・ つづく
by inouewood
| 2015-07-18 02:06
| 山のこと
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<Lounger=怠け者> 山でもどこでも怠け者。 ゆるい山日記を中心に、多趣味な日々の戯言をドーデもいい内容で綴ります。 山と同じくらい大好きな映画ネタもたっぷり投入させて頂きます。 *************** ◆革新的(?)登山スタイル ≪もったいない登山≫ 提唱中。 ◆快楽的(?)山道具思考 無駄を持ち運ぶための軽量化 ≪ゆるトラライト≫ 提唱中。 *************** ●●LINK●●● ■本家ホームページ もったいない登山と申します (※休止中) ■ネットショップ Nruc メール 旅行口コミ情報 あれこれ
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