冬の武尊山、スタイリッシュなあいつ PART2


PART1はコチラ



山頂直下の広間に着くと
登頂をこなした数組の登山者がランチタイム。

気が付けば
時計は12時を回っている。

我々もサッと行ってしまおう。



f0167636_2254678.jpg



12時40分

山頂(沖武尊)。



f0167636_2262114.jpg



登頂に達成感というもの感じない僕。

それに加えて
残念ながら山頂の先に見える東の展望もおおよそ予想通りという事もあり
これといって何の感情も沸き起こってこなかった。


・・・・。

そして、襲ってくる“やってしまった”感。


「ここまで登らなくても、良かったかなぁ・・・。」


結局のところ
感動のピークはやはり剣ヶ峰山でとっくに越えていたという事だ。

僕にとってはそれほど剣ヶ峰山のインパクトが強烈だったという事でもある。



感動は、腹八分目くらいで丁度良い。

それ以上の感動は、もったいない。



そんな”もったいない登山”が、もう完全に染みついている。

今回は改めてそれを知る、良い機会になったと思う事にしよう。


・・・・。


さて
山頂で撮る”証拠写真”的なものにやはり興味がない僕が
そこで唯一やった事といえば

谷川連峰をバックに、カッコつけて山頂に上がってくる風の写真を
色々と注文を付けてフカさんに撮ってもらった事だ。



f0167636_2264540.jpg



お腹も空いているので
とりあえず広間まで戻る事に。



f0167636_2273265.jpg



まだ何組かの登山者がくつろいでいた。

お昼ご飯は
カップのクラムチャウダーをくるみパンに浸み込ませて食べる
いわゆる”ひたパン”というやつに初挑戦。

ヤバい美味い何コレ。



f0167636_229977.jpg



ここでくつろぐ時間も格別だった。

間違いない。
ここでボーっとしていた方が
この日の僕には遙かに適した時間の使い方だった。

谷川さんも白毛さんもキレイじゃないか。
最高さ。



f0167636_2293211.jpg



もっとゆっくりしたいところだが
時間は予定よりもそこそこ押しているので
13時40分には下山を開始した。



f0167636_2295545.jpg



そこから先
鼻水と共に、ヨダレも止まらなかった事は言うまでもない。


だって
スタイリッシュなあいつが、ずっとこっち見てるんだもの。



f0167636_231063.jpg



うわぁ。



f0167636_2311848.jpg



小ピーク越えてからの



f0167636_2372361.jpg



ドン。



f0167636_2324835.jpg



剣ヶ峰山ドン。


ヤバいマジでカッコイイ惚れる。

ホント、ここでずっと眺めていられるくらい
それはそれは美しい姿でありまして。



f0167636_2344390.jpg



剣ヶ峰山周辺の撮影であまりにも時間を使いすぎて
ゲレンデトップが見える所まで下りてきた時には
フカさんの姿は前方にはなかった。



f0167636_236201.jpg



待ちくたびれていた彼は
入山口付近でタバコをフカしていた。



f0167636_23638100.jpg



14時50分

ゲレンデトップに到着。

最初は楽な山行だと思っていたのだが
見た目以上に長いその稜線に、結局はばっちり体力消耗。

さて
ここからファンスキーに履き替えて
一気にピュン!と滑り降りるわけだが

そんなこんなで
途中で両足を吊った。

ゲレンデ中腹でうずくまる男。

ダサい。

・・・・。


そこは渋谷。

多くの人が行き交うその大交差点で
起き上がれない男がひとり。

そこにいる誰もが知るはずもない“もったいない登山”にお熱な男が
ポーズをとっているかのようにうずくまっている。

誰も目もくれない。

つれないぜ大都会。

つれないぜ・・・


・・・・。

ハッ!として、視界が銀世界に切り替わると
目の前には手を差し伸べるひとりの男がいた。

あぁ、入山口でタバコをフカしていたあの人だ。




f0167636_2184689.jpg




そこは川場スキー場。


誰もが惚れるトップモデルが住む街。

それに魅了された男たちの友情は
どのネオンよりも眩しい。




おわり

(なんだコレw)

by inouewood | 2015-04-22 02:36 | 山のこと
<< 映画『バードマン あるいは(無... その日、Colomode Gu... >>