冬の武尊山、スタイリッシュなあいつ PART1


3月はインドア月間。

自分の中ではそう決めていたのだが
多くの人の山ツイートを観ていたら、ウズウズが止まらなかった。

「これは、ダメだ。」

我慢出来なかった僕は急遽予定を立てる。

「フットワークの軽さだけはピカイチ」なフカさんを巻き込む事に。

さすが、4日前にも関わらず彼はOKサインを出してくれた。


行先は一択だった。



3月26日(木)

川場スキー場を訪れるのは初めてだった。

ボーダーのフカさんは何度か来ているようで
彼曰く、川場スキー場は「ゲレンデ界の渋谷」らしい。

いったい、どういう意味なのか分からないまま現地へ。

なるほど、若い人が多いという意味か。
しかも、他のスキー場とは一味違ったヤング層が多い印象は確かにあった。

ただ、渋谷ではない。


・・・・。




さて、今回お邪魔するのは上州武尊山。

ここからリフト2本使ってゲレンデトップへ。
そこからサクッと登る事が出来る、まさに「冬に登らずにいつ登る」な山である。



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下山は滑って下る予定なので、スキー板とブーツを担いでリフトへ。

2発目のリフトは板担ぎ禁止という事で
わざわざブーツと板に履き替えてゲレンデトップへ。

リフト降り場脇に板とブーツをデポしてアイゼン装着。



さあ、行こうか。



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10時10分にスタート。

最初の1コブを越えるといきなりステキな山容が出迎えてくれる。



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「なかなかグラマラスな稜線だな。」と熱い視線を送るのだが
ここは要注意の大きなクラックがある。

先日の雪でそれが完全に隠れているので一見わからない。

雪庇に近づかないよう、トレースは少し左に巻いていて、そこから急斜面をとっている。

いきなり息が上がる。



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40分ほどすると剣ヶ峰山の頭が見えてくる。

これは、想像以上にツボな雰囲気だ。



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シャッターを押す指が止まらない。

止まらない止まらないよフカさん。



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・・・・。

待ちぼうけなフカさんと剣ヶ峰。



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厳冬期のアルプスや本格的なアルパインをやるつもりはサラサラないし
そこまでやらなくてもこれだけ見事な山容を拝めるわけだ。

僕にはもうこれだけで幸せ。



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11時

剣ヶ峰山。

痩せた山頂はなかなかのスリル。

フカさんがいっそう男前に見えるのは、そう。剣ヶ峰山のおかげだ(失礼)。



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これは参った。

「おい・・・。こりゃもう腹いっぱいになっちまうじゃないか。」

その事である。


”もったいない登山”早くも発動か・・・。これは迷った。

ただ、あまりにも早過ぎた。

全くもって疲れていないのだ。笑

しかも、最近は怠け過ぎなのでもう少し体を動かしたい気もする。

フカさんはもちろん行きたいに決まってる。


先に見えるのは沖武尊へと続く美しい道。



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これを見てしまうと確かにもう少し味わってもいい気がするわけだ。

逆側から剣ヶ峰山も拝んでみたい。

「よし。ここは腹八分目を越える覚悟だ。」

(っていうか、普通に行けよ。)

・・・・。

絶え間なく溢れ出る鼻水と格闘しながら、僕ら先へ進む事にした。



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しかしながらこの稜線、やはり短そうで長い。


モチベーションが下がりそうになると後ろを振り返る。

そこにあるのは剣ヶ峰山の雄姿。



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完全に自分の興味は沖武尊には向いていない。

そのスタイリッシュな脇役を何度も何度も振り返る。


あと少しの所まで来た。



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もうとっくに
腹八分は超えていた。



つづく


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by inouewood | 2015-04-07 01:10 | 山のこと
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