映画『ブルー・ジャスミン』はどうだ


なんとか間に合いましたウディ・アレンの新作です。



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ケイト・ブランシェット主演でこの内容。さすがのアレン映画でも少し重い映画になるのかと思いきや、やっぱりいつものアレン映画全快です。

<以下、サラッとネタバレあり>
なんとも憐れみ深いラストですが、まあ後を引かないこと引かないこと(笑)。そんな、この監督らしい職人芸を拝めるだけでも観た甲斐があるってもんです。
とはいってもこの映画、なんて言ってもケイト・ブランシェット様でしょう。アレン映画にケイト嬢なんて想像できませんでしたが、見事にハマってます。近年の主演級ではズバ抜けではないでしょうか。初っぱなのセレブ感MAXからの歯科事務アタフタで思い切り吹かされます。更にはすべての局面で全力での自業自得っぷり。惜しみなく見せつけてフィニッシュですよ。もう凄い。ケイト嬢にここまでされたら、オスカーやらないわけにはいかなかったんでしょうね。笑

脇を固めた役者さんもまた素晴らしく、アレック・ボールドウィンが前作の『ローマでアモーレ』然り、ここまでアレン映画にハマるとは思いませんでした。このまま何作も彼の作品に顔を出してほしい。それくらいアレン節がフィットしてるんですよね、うんうん。
ほかにもサリー・ホーキンスとボビー・カナヴェイルが抜群にイイ味出してます。特に終盤意味を持つケイト嬢との対比という点では、この二人の入り込みっぷりはもうグレートジョブ。

いつものジャジーな雰囲気且つ小気味良いリズムで落とすシニカルマジックはまだまだ健在。
いやはや、アレン×ケイト嬢の融合は、なんともグレープフルーツのような映画でした(分かり辛れーよ)。


by inouewood | 2014-05-24 01:22 | 映画のこと
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