今年に入って インドア系ブログなんてモノも始めてみたわけですが 僕みたいなモンが2ブログを使い分けるなんて出来るわけもなく。 面倒臭いので向こうはお休みする事にしました。笑 はい。 そんなこんなで先日 今年最も期待していたと言っても過言ではない映画を観てまいりました。 まあ、言ってしまえば 僕はノーラン信者です。笑。 そんな『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の最新作ようやく。 この人が宇宙を描くなんて想像も出来ない、なんて思っておりましたが、まあそこはさすがノーランさん、しっかり人間味のある重苦しいドラマを主体にしてくれております。 キューブリックの名作『2001年宇宙の旅』と比較する声もよく聞くのですが、どうなんでしょう?個人的にはそーいう見方は好きじゃないのでまあどーでもいいのですが、少なくともこの映画には昨今の”ヴィジュアル重視”、”何か分かんないけどとりあえず壮大ではあるSF映画”みたいな縛りは正直あまり感じません。色々と難しい言葉は出てきますが、やはり人間性の方が重視されている印象です。 観終わって一番感じた事は、やはりこの映画をSF映画の枠の中で語りたくないなという事でした。 SF的な”科学”や”確率”や”視覚的神秘”よりも、人間的な”直感”や”時間”や”愛”をフォーカスしているように僕は感じてます。じゃあこの映画のジャンルは何だよ?と言われたら、もう「ノーラン」と答えるしかないですね。笑 そんなこんなで、今作はとにかく切実過ぎる”時間”と”愛”の描写がグンと重くのしかかります。3回くらい泣かされます(笑)。特にワームホール一発目からの件はもうまさに号泣。勘弁してくださいってくらい泣きました。ネタバレになるのでこの辺にしときますが、まさかノーラン映画で泣かされるなんて思ってなかったのでちょっと悔しいですよ、はい。 さて、主役は今最も人間臭い俳優M・マコノヒーです。なんなんですか一体、このハマり具合は。完璧過ぎますよ。そしてめでたくノーラン組となったA・ハサウェイもらしさをしっかり振りまいており、同じくノーラン組筆頭のM・ケインはもう安定しまくり。脇役の豪華さにも驚きました。安心のJ・チャスティンにC・アフレック、お久しぶりW・ベントリーに、燻してますJ・リスゴーにW・ディヴァイン、更にはE・バースティンまで。そして突然のシークレット大物登場には思わず口を押えてしまいました。いまやこういった豪華な出演陣もノーラン映画の醍醐味のひとつとなってきたのも嬉しいところですね。あと、忘れてはいけないのがロボットの異様な存在感。あの造形と一つ一つの動き、そして人間味の含んだ声。これはどれも僕のツボでした。 最後に、この映画を更にひとつ上のグレードに持ち上げたのはやはり音楽でしょう。ノーラン映画といえばハンス・ジマーですね。しかし、今作は今までのようなジマー的サウンドとは一線を画します。それが個人的に嬉しい誤算というか、とても新鮮な感じがありました。パイプオルガンを主にしたスピリチュアルというか神々しいというか、そんな感じです(笑)。特に終盤に差し掛かる”ドッキング”シーンでの音楽とヴィジュアルの融合はもう完璧過ぎて、背筋伸びました。まさに相乗効果なくしては生まれなかったあのシーンの美しさはもう一生忘れられないと思います。そしてラスト2,3分に畳みかける、ストーリーと絡み合うサウンドは『ダークナイトライジング』を思わせる締まりの良さで鳥肌が立ちました。ノーランと組むジマーはホント最強だと思います。 そんなこんなで インターステラ―、最高に面白い映画でした。 翌日に『フューリー』を見に行く予定でしたが、もう少し余韻に浸りたくて延期したほどです。笑 いやーこれは本当にもう一回観に行っちゃうかもしれない・・・。
by inouewood
| 2014-11-29 01:11
| 映画のこと
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