北横岳。もっとも理想的な山旅。


11月4日(火)

八ヶ岳連峰LOVEを謳う僕でありながら

北横岳は雪山でしか訪れた事がなかった。

「いったい、そこはどんな姿をしているのだろう。」


そんな期待を胸に
同行者・Mさまを道中でピックアップして目的地へ向かった。



今回はそんな北横岳山行。


現地へ向かう途中の茅野市周辺。
話に夢中になりすぎて道を確認しておらず
「ん?見覚えのある温泉が・・・。」
なぜか大門街道を爆走している事に気付いた。

いきなりの大幅タイムロスである。笑


・・・・。


ロープウェイ乗り場に到着しても
もちろん急ぐことなくのんびり準備。

悠々と大きな箱に乗り込んだ。



10時30分。

山頂駅。



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予定では
北横岳ピストンからの縞枯山・茶臼山を周回。


・・・・。


既に予定から1時間近く遅れている。

とはいっても
そんな事はもちろんお構いなしだ。

この日はそんな
どことなくゆるいリズムが似ている者たちによる山行。



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ペースものんびり。
写真撮りまくりでなかなか進まない、理想通りのスタートである。笑


振り返り見ると
坪庭と山頂駅がとても美しい。



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30分ほど歩くと樹林帯へ。

いやそれにしても
北ヤツの森林浴が特別気持ち良く感じるのは僕だけだろうか。



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途中で縞枯方面を眺める事が出来る。

「真冬の坪庭と何が違うか」
と問われれば、それはすべてが違うと答えるしかない。

とても同じフィールドとは思えないその美しさにしばし見惚れる。



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11時45分

北横岳ヒュッテ。



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ここでステキな夜を過ごしたのはもう8年も前の話。

この日は休業のようで、ご主人は貯水タンクの掃除に励んでいた。



山頂まではもうひと登り。


12時10分

北横岳山頂。



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あいかわらず
ここからの八ヶ岳は美しく、溜息しか出ない。



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蓼科方面のバックには北アルプスがばっちり。



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今年は雨男っぷりが激しかったので
ここまで見えるほどの快晴には感謝しかない。



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もう11月。

僕の例年だと里山クラスに落ち着いている時期だが

「行きたい」と言ってくれたMさまのおかげで、この景色を拝めるわけだ。



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さすがは11月。

風が吹くと猛烈な寒さに襲われる。

道標がエビのシッポ未遂になるほど
前日は冷え込んだようだ。



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完全に満たされてしまっていた僕。
この時はもう北峰の存在すら忘れてしまっていた。笑

という事で
20分ほど堪能し、北峰も寄らずに下山した。


ランチの前に
凍った七つ池に寄り道。



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北横岳ヒュッテに戻ると
せっせとランチの準備。

この日は久しぶりに土鍋を担いできた。

鍋焼きうどん。



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食後には
Mさまお手製のフレンチトーストを。

これがまた激ウマ。



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寒さには応えたが
久しぶりに充実のランチタイムだった。


ダウンを着こんだまま下山。

樹林帯を下りきった頃に
この後のルート確認をした。



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縞枯山を経由するかどうか。

その問いに

「次にとっておきます。」

と、Mさまは答えた。


今回はそんな”もったいない登山”。

これほどまでに理想的な展開もなかなか無い。



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坪庭周回コースを終える頃に
Mさまがある老夫婦の写真撮影を買って出た。

70歳オーバーと思われるそのふたり。
「もっとこっち来なさいよ。」
「ヤダよ。」
「なんでよ!きなさいよ!」
このやりとりでホッコリ。
ポーズ時の仕草が可愛くて更にホッコリ。

ごちそうさまでした。



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そんなこんなで
最後の最後まで堪能させてくれた、ステキな山旅でした。


がっつく事を知らない理想の山歩き。
それを理解してくれる人がいる喜び。

ひとりで歩く事が多いからこそ
そのありがたみをヒシヒシと感じます。


こんな山旅をいつまでも続けていきたいものです。



おしまい



by inouewood | 2014-11-05 22:23 | 山のこと
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