南月山へと続く道 その1

4月23日(水)のお話。


「福Tくんを山に連れて行ってほしい。」

学校に仕事に忙しい福Tくんのための
フカさんの依頼だった。

手軽に登れて、尚且つ彼が癒される山。

僕の好みで2ヶ所の候補を出すと
福Tくんが選んだのは、那須岳は南月山だった。



8:50

ロープウェイ乗場の駐車場に到着。

この日の行程はもちろん手抜き。
ロープウェイを上がって南月山へ。
牛ヶ首に戻り、峰の茶屋経由で駐車場へ下山する。
時間や気分次第で茶臼岳を絡めてもいいだろう。
男3人。フットワークも軽いので、臨機応変に。


がしかし
風が強く、寒い。
立っているだけでも辛かった。
しかも、ついさっきロープウェイが出発した。

・・・。

「待ってるの、面倒くさいよね?」

・・・。

結局、我々は車で峠の茶屋まで来てしまった。
一発目から予定変更である。

逆ルートで向かう事にする。



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9:24

スタート。

序盤は残雪が続く。

アイゼンを仕込んであったが、これくらいなら必要はなさそうだ。



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「また那須岳かぁ・・・。」

最初はいつもそう思うのだが、茶臼のそれが見えてくると



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「やっぱり、ここは爽快だなぁ。」

と、なるわけである。
この山容はいつ観ても素晴らしいのだ。



ふと、朝日岳の南斜面に目を向けた時だった。

「誰かいる。」



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なんと!
あそこを登るのか・・・!

一体、どういうルートをとるのか。
3人は興味深々。

チラ見しながら先へ進む。
当然のように、ペースは一気に遅くなった。


ようやく見えてきた峰の茶屋。



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さて、彼等はどの辺まで進んだのか。

おぉ、そこか。



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あそこは巻いていくのだろうか。

3人の興味は完全に彼等へ。

えーい、こうなったら峰の茶屋で登攀鑑賞だ。


10:30

ザックを下ろし、福Tくんが仕込んでくれたチャイを飲む。



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僕は珍しく双眼鏡を仕込んできていた。
まさか、こんなピンポイントで役に立つとは。


そして、覗く。



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フォームも完璧だ。

『双眼鏡は、フォーム次第で見えるモノも変わってくる。』

とは、よく言ったものだ。


見える。

良く見えるよ。フカさん。



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あの突起に2人が立ったぞ。

さあ、そこからどうするのか。



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気になるぞ!

どーするんだ!!



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・・・・。

結局、彼らはそこから動かなかった。
あそこで確保か何かの練習をしているのだろう。
そーか、そーいう事か。
まあ、なかなか楽しませてもらったよ。



10:52

そうと分かれば、我々は先へ進む。

茶臼岳?朝日岳?
今日は気分じゃないんだ。悪いね。


心の余裕。

そーいう意味では、これも”もったいない登山”である。


僕たちは迷う事なく、分岐を右手にとった。



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つ づ く 。

(まだここかよ!)

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by inouewood | 2014-05-04 22:47 | 山のこと
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