式根島とダンスを 【3日目:石彫りと帰還】

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9月20日(金)

6時30分

スッと目が覚め、朝のお散歩に行こうかとモゾモゾしていたら
そのまま朝食の時間となった。

その後
8時30分頃には次の旅人たちが到着するので
8時には部屋を空けなくてはならない。
この旅唯一のセカセカした瞬間だった。

パッキングを済まし、必要な荷物だけを持って外に出た。
帰りの船がやって来るのは13時40分。
それまでは各自自由である。

先日と同様、3人と2人に分かれた。
もちろんキム兄とマルちゃんは釣りだ。
全員の大きな荷物は、彼らと共に民宿の方が野伏港まで運んでくれる事になった。

僕とカジさん夫妻は
初日に歩いていなかった島の約4分の1(東海岸)を歩くことに。

まず立ち寄ったのは丸根ヶ浜。
草を掻き分け気味に進むと、ドンとそれが現れる。



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やはり誰もいないというだけで
そこはまた格別な空間となる。

貸し切りなら、大の字だ。



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その後は、ぐんじ山展望台を経由して小の口公園へ。

クジラがいる。



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島とは無縁だった僕だが、この旅も終盤を迎えていたこの時
早くも次の島で羽を広げる自分を想像している。

もう、ムズムズしている。

クジラさん。
今すぐにでも、僕をそのまま連れてっておくれ。



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まあ、そんなわけにもいかず
また僕らは歩き出す。

養殖場の魚の群れにやたら食いつき
野伏港でキム兄とマルちゃんにちょっかいを出し
先日の癒し空間・泊海岸へ向かった。



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今日は残りの時間をここでダラダラする。
僕とカジさんの願いでもあった。

そうそう。
先日の釣りの際に、僕はほぼずっと寝転がっていたので
足の日焼けが半端じゃなかった。

とりあえず、クールダウン。



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どんだけ綺麗な水なんだ。
僕のまわりを小さい魚ちゃんたちが縦横無尽に泳いでいる。

そのまま、シャバシャバ歩いていると
カジさん夫婦は既に日蔭で涼んでいる。



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ヒトミさんが金ヤスリを持参していた。
この夫婦、石拾いも趣味だったりする。
ここの石は簡単に削れるので
ちょっとした工作が出来るという情報も仕入れていたようだ。



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お菓子を食べながら、ゴギゴギ。
たまに海上騎馬戦で汗を流す若者たちに見入る。

しばらくすると
あっという間にヒトミさんがモアイ像を完成させていた。

すごい!!
と、唸った僕も負けじとゴギゴギ。

今度は夫婦揃って、モアイ2号3号が同時に完成していた。
速い!!



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っていうか!うまい!!



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僕も黙々と削り続けた。
完成だ!!



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やったー!!

なんだ・・・この妙な達成感は!笑



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なんと、あっという間に12時30分を回っていた。

どんだけ夢中だったんだ・・・。

まだまだ居たかった。
ここで一日ボーっとするのも悪くない。
いつかそれが出来たら幸せだな。

なんて夢を膨らませ、美しい海岸に別れを告げる。


僕たちは野伏港へと戻った。

待合所でパンを貪っていると
次から次へと旅行者が増えていく。

13時を回った頃に
駐在さんと楽しそうにお喋りしながら
キム兄とマルちゃんが戻ってきた。



これでこの旅はおしまい。

帰りのジェット船は
たったの3時間で僕たちを現実に引き戻した。



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夏といえば
山と映画と仕事ばかりで、普通の旅行とは距離があった最近。

それだけに
あまりにも新鮮な3日間だった。


「一年に一回、伊豆七島のどこかへ行こう。」

そんな事を帰りの車中で話していた。

・・・・・・・・・。

(なんだよ。7年もかかるのかよ!!)


まあいい。

その時は必ずやってくるだろう。

ぎこちない泳ぎで、海とダンスを。再び。


その日まで。



おわり
by inouewood | 2013-10-09 23:47 | 島のこと
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