式根島とダンスを 【1日目:船上にて】

定時に仕事を終え
移動手段であるカジさんの車に全員が乗り込んだのは19時30分。

残業することが多く、且つ時間にルーズな我々だが、今回ばかりはそれは許されない。
大型客船は僕たちなんて待ってくれないのだ。

栃木からやってきた1台の車は、22時を回った頃に竹芝に到着した。
楽勝だったな。と皆が胸を撫で下ろし、コンビニでお酒等をゆるり調達。
しかし、ゆるりとし過ぎて、船に乗り込んだのは既に出発5分前だった・・・。
結局、このヒヤヒヤ感がなんとも我々らしいわけだ。

計画段階で、最も懸念されていた”スタート”は、無事にクリアした。


23時に船が動き出すと、我々はデッキテラスでその時間を過ごした。
お酒でヤイヤイしていると、すぐに日付は変わった。



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9月18日(水)

大学生はまだ夏休み。
テラスでは何組かの若い集団が盛り上がっている。
それを見ては「若いな。」なんて言いながら、我々はワインをちびちびとやっていた。

1時を回った頃に船内の座席に戻ると、それぞれ眠りについた。


5時

大島着のアナウンスで起きた僕とカジさん夫妻はデッキテラスに出る。
キム兄とマルちゃんは起きる気配がない。

この旅のメンバーはそんな5人。
キム兄とカジさん夫妻は、先月のもったいない登山でも一緒だった。
遊びのスタイルが似ている人が近くにいるという事は、とてもありがたいものである。
好奇心旺盛のマルちゃんはまだ大学生。
こんな30歳オーバーの遊び人たちと合わせる事が出来る貴重な存在である。


起きた3人は毛布に包まって外を眺めている。
ここからでも富士山は見えるんだなぁ。



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大量の旅人を下ろして、船は大島を出発する。

そのすぐ後に、始まりの光が我々を照らした。



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数日前に台風が去ったばかりで、空には雲一つなかった。

冷めた体を暖かいコーヒーで温めると、今度は利島が見えてくる。



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近づくにつれて際立つその見事な三角錐は
山好きの男たちの心を大いに揺さぶった。

あそこに、登りたい。



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6時30分を回った頃に、キム兄とマルちゃんが起きてきた。

新島が目の前に迫ってきた時
その傍に浮いているトンガリ島に皆が見惚れている。



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「あれは何島かね?」

「うーん、尖閣じゃないですか?」

「尖閣かー。」

相変わらず適当な発言をする男たち。
それを否定せず、納得する男たち。

自由。



キム兄はまだ眠いようだ。



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9時間に及ぶ長い船旅は終わりに近づいていた。

目の前には目的地の式根島が浮いている。



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後ろの神津島が余裕で見える低さ。

平らな島だな・・・。


座席に戻り荷物をまとめると、下船待ちの長い列に並んだ。
皆の道具を見てみると、圧倒的に釣り人が多いようだった。

いつもの山とはまた違う高揚感があった。

待ちに待った島遊びが始まる。



-つづく-


(上陸しねーのかよ!!)
by inouewood | 2013-09-24 02:29 | 島のこと
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