映画『アーティスト』はどうだ

アカデミー賞を獲った話題のサイレントムービー。
夜花見⇒車中泊明けに、モーニングで観賞です。


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サイレントを映画館で観るのはもちろん初めてなわけですが、上映直後に早くも、「あー、観に来て良かったな~。」と感慨深い気持ちに包まれます。映画好きで良かったな~。

そうそう。トーキー以後のサイレントものでは、70年代に『メル・ブルックスのサイレント・ムービー』なんてのもありました。サイレントに対する敬意みたいなものが本作とは天と地の差がありますが(笑)。まあ、全くアプローチが違うバカ映画なので比較するほうが間違いですが、少なくとも個人的には、M・ブルックス監督作で一番好きな映画ではあります。・・・おっと、全く関係のない話になってしまいました。

とにかくシンプルに展開するストーリーと、主役のJ・デュジャルダンの徹底した役作りはもちろんですが、中でも序盤の舞台挨拶シーンでの滑稽な立ち居振る舞いは、まるでチャップリン映画を観ているよなホッコリした気分に。他にも影の使い方だったりと、なんともリアルな20年代サイレントを観ているようでした。
とはいっても、この映画の肝になっているのは「音」。2回ほど、本家では到底ありえない、そんな「音」での表現があります。このパンチが非常に効いていて、ラストはなんだか夢から強制的に引き戻されたかのようなポッカリした気分にさせられます。ここを受け入れるかどうかで、この映画の好みが分かれるのかも知れませんね。現代だから出来る技。まんまとやられました。
音響や視覚効果がこれでもかというほど発展した今日の映画産業。それが当たり前になってしまった今だからこそ、「音」が持つ純粋な素晴らしさをこのサイレント映画で堪能しなさいって事なのでしょうね。と、僕は勝手に思っているわけですが、その発想がまたオシャレだなーとウットリしている井上ウットリ…じゃなくてウッドでございます。

最後に、犬のアギーちゃん。最高。
by inouewood | 2012-04-25 00:39 | 映画のこと
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